出来れば仕事を辞める前に、自分と向き合い、自己分析しておくことをおすすめします。
- 自分の長所は何なのか?
- 自分の強みは何なのか?
エントリーシート、面接、色んな場面で、長所や強みについて書くことも話すこともあると思います。
やはり、会社に勤める場合でも、フリーランスとして働く場合でも、自分の強みを知っておくことで、活躍できる機会が増えるのは間違いないことでしょう。
では、「長所」と「強み」って似てますが、何が違うのでしょうか?
では、本題です。
目次
「自分の長所」と「自分の強み」の違い
結論はこうです。
- 長所:自分の中で優れている特徴
- 強み:長所の中で、人と比べて、発揮できる、貢献できる特徴
「自分の意見をはっきり言える」のは長所。
それを、会社や学校や団体の中で、発揮して貢献できるなら「強み」になる。
それでどうでしょうか?
長所と強みの違いについては、色んな意見があります。
ぜひ、自分なりに考えて見てください。
こういった疑問に対して、言語化を試みるのは、私の長所です。
そして、その長所を活かして、ブログを書き続けているのは私の強みです。
といったところでしょうか。
もう少し具体的に、長所と強みについて書いていきます。
自分の長所とは?
goo辞書にはこう出ています。
性質や性能などで、すぐれているところ。
この優れているところとは、誰かと比較してのことでしょうか?
いえ、人との比較ではないはずです。
「自分の中」での比較だと思います。
長所の反対は短所ですが、性格の面でいうと、どちらにも取れることが多いですね。
- 短所:優柔不断
- 長所:柔軟な考え方が出来る
- 短所:自己主張が強い
- 長所:自分の意見をはっきり言える
- 短所:心配性
- 長所:計画性がある
つまり、人の性格の一面を取り上げてみると、短所にも長所にもなりえることがある、ということです。
自分の強みとは?
では「強み」とは何でしょうか?
これには色んな意見がありますが、僕としては「長所」も「強み」も同じだと考えています。
ただ、使い方に違いがあるように感じます。
例えばです。
長所として「計画性がある」としましょう。
「私の長所は計画性があることです。手帳を使って毎日の行動をきちんと管理しています。旅行に行く時は、自分で予定表を作って、段取りよく楽しむことが出来ます。」
長所ですよね。
会社の面接で、今の話をしても、「え?で?何?」ってなるでしょう。
「あなたの中では長所かもしれないけど、うちの会社でどう役に立つの?」
ということです。
では、これならどうでしょうか。
「私の強みは計画性があることです。普段から何かを始める時には、スタートとゴールを決めて、どうすれば目標を達成でるか、進捗をはかりながら進めることが出来ます。」
実際の面接でこんな話しをすることはないと思いますが、イメージとしてはこういうことです。
「(自分なら)こんな強みを発揮できますよ!」
というのが、強みの使い方です。こちらの自分の強みと長所一覧も参考にしてみて下さい。
働く上で大切な「自己分析・適性診断」
今回は「長所」と「強み」の違いを取り上げましたが、やはり、自分のことを知る、ということはとても大事だと思います。
もちろん、就職活動や転職活動での、履歴書やエントリーシートへの記入、面接でも大きなポイントにはなりますが、それとは別に、実際に自分にはどんな強みがあるかを知ることで、仕事との関わり方も変わってくると思います。
「自分を知ること」。
これは、私がコーチングをする上でも、まずはしていただくことです。
何かの目標がある時。まずは自分の現状を知ること。
これをせずに、目標を達成するためのノウハウを探してしまうと、失敗しやすいんです。
自分の長所や強みを知る、といった自己分析。
自分はどういう仕事が向いているのか、どういう仕事なら強みを発揮できるか、といった適性診断。
こういった、今の自分に向き合ってみることで、これからの働き方も変わってくると考えます。
自己分析ツールやアプリ、適性診断ができるサイトなどもまたご紹介します。
会社員でもフリーランスでも強みを発揮できるかがカギ
働き方が多様化する中で、会社を辞めてフリーランスになる方もいます。
僕自身は、10数年前に、会社員からフリーランスになりましたが、どちらの働き方が絶対に良いとは言えません。
それぞれに良い面もありました。
どういった働き方をするにしても、「自分の強みを発揮できているか」は、とんでもなく重要なことだと感じています。
そして、その強みは変わり続けるということも分かりました。
20代の頃の僕は、あがり症も人見知りを激しく、コミュニケーションも得意ではなかったんです。
それは短所でしたし、長所に置き換えることも難しいくらい、コミュ障だったと思います。
独立してすぐの頃は、ネット通販の仕事を在宅でしていましたので、僕にとっては好都合だったはずです。
通勤もありませんし、上司も先輩もいない。一人だけのフリーランスでしたので、仕事上の対人関係のストレスはなかったはずです。
ところが僕は、独立して、3年ほどたった頃から、うつ状態に陥ってしまったんです。
売上げが上がるにつれて、それに反比例するかのように、精神は病んでいきました。
今は、自分の強みを発揮できる仕事をしていますので、疲れることはあっても、辛さはありません。
自己分析ができれば、課題やこれからすべき行動が見えてきます。
- 就職や転職でESのため、面接のため
- 働き方に悩んでいる人
- 会社を辞めたいと思っている時
仕事で悩んだ時にも、まずは「自己分析」をしてみることをおすすめします。
言葉に出来るか力を強みにして自己PRに入れる
長所と強みの違い。
僕なりの考えを書きました。
つまり、言葉にしたということです。
同じように、似ているけど、違うの?一緒なの?という言葉は少なくないと思います。
- 長所と自己PR
- 強みと自己PR
- 弱みと短所
何だか似ているけど、どう違うのだろう?という疑問が浮かんだ時、ぜひ自分の言葉にしてみて下さい。
色んな人の意見を参考にしながら、最後は、自分の言葉で定義する。
これ、とても大事ですよ。
言葉にできるは武器になる。
最後に、僕のおすすめの本を一冊ご紹介します。
言葉にできるは武器になる。(梅田悟司さん著/日本経済新聞出版社)
どういう方におすすめかというと、今、まさに、このページをご覧頂いている方です。
このページにお越しいただいたということは「長所と強みの違いを知りたい」と思った、探究心のある方だと思います。
知りたがりなタイプかもしれませんね。
なぜなら、就職活動や転職活動のESや面接で、強みや長所は、きっと聞かれることではありますが、その違いについて聞かれることはないでしょう。
別に違いが分からなくても、ESや面接の対策はできるはずです。
でも、調べてみた。そして、このページの最後まで読んでいただいたわけです。
今の時点で、探究心が旺盛ですから、それが強みです。
そこにもう一つ「言葉にする力、伝える力」を強みに入れるために、先ほどの「言葉にできるは武器になる。」を読んでいただけたら、さらに強みが増えると思います。
この本は、言葉を武器にする方法が書かれていますが、実際は、コミュニケーション力を上げるため、自分を分析するため、様々な場面に役に立ってくれる、素晴らしい一冊だと思います。
良かったら、読んでみて下さい。
関連ページをご紹介してこのページは終わりにします。
僕は5回以上転職しましたので、多いほうだと思います。結果的に僕の場合はフリーランスになりましたが、あまりに転職が多いと、採用する会社側としては、まずはその理由を知りたいと思うことでしょう。
転職すること自体は悪いことではないと思いますが、もし今、僕が転職を繰り返していた20代に戻るなら、誰かに自分のことを分析して欲しかったと思います。
自分に何が向いているのか、どんな仕事ができるのか、そういったことにも向き合わずに、とりあえず転職情報雑誌を買って、その中から選ぶ、ということしかしていませんでした。
当時は、転職エージェントというものがあったのか分かりませんが、もし当時にあったのなら、利用したかったです。
人生の中で、悩みの多くは、仕事や人間関係と思われます。
ということは、この2つの悩みを解決していけば、楽しい毎日になっていくはずです。
一般的には、新卒で入社してから3年以内の転職は第二新卒という括りに入ります。
卒業してから未就職の場合は既卒という括りになります。
転職に関しては、こういう年代に特化した転職サービスがあったり、業界、業種に特化した人材紹介サービスもありますので、特化型を利用するのも一つですね。
転職サイトのように、求人情報を掲載しているだけでなく、面接のアドバイスをいただけたり、セミナーがあったり、非公開求人を紹介してもらえたり、転職エージェントのようなサービスにはメリットが豊富にあります。
看護師、工場、会計士、弁護士、ハイクラス、プラグラマー、SE、エンジニア、ゲーム業界など、特化している転職サービスは、すでにやりたい仕事が決まっている人におすすめです。
看護師で転職踏み切れないならこちらです。
以上です。
こちらのブログトップから、働き方や人間関係に役立つ情報もぜひ閲覧してみて下さい。
コミュニケーションコーチ、未知賢人でした。