転職の時のエントリーシート、面接の時に、必ず必要になるのが「自己分析」です。
企業側としては、その分析を、採用するか否かを判断する一つにします。
自分の強みをいかにPRするか?
ここで必要となるのは、言葉にする力と表現する力です。
ぜひ参考にして下さい。
ちなみに、以前書いたページ「仕事を辞めて転職する前に自分の長所と強みの違いを知る」にて、性格の長所と強みの違いをこう定義しました。
- 性格の長所:自分の中で優れている特徴
- 自分の強み:長所の中で、人と比べて、発揮できる、貢献できる特徴
このページでは、強みと長所は区別せずに書いています。ご了承下さい。
では、本題です。
目次
自分の強みを大きく分類
まずは、強み・長所を大きく分類します。
- 仕事に直結する強み
- 性格的な強み
- 頑張りを維持できる力
- 人と関わる力
- 自分のメンタルケア
この分類を元に、強み一覧をご紹介していきます。
自分の強みと企業が求める強みとのマッチング
会社が、人材を採用する理由は何でしょうか?
それは、企業の発展です。
そして、企業ごとにヴィジョンがあります。
そのヴィジョンに合った人材が欲しいわけです。
あなたの強みと、会社が求める人材が合わなければ、採用されることはないでしょう。
「私は、御社の求めている人材です」と自信を持って言えるか、自己PRできるかどうか。
そこがポイントです。
僕はコーチとして、性格を変える、自分に自信を持てるようになるお手伝いはさせていただいておりますが、就活や転職のアドバイスのプロではありません。
転職に関しては、まずはこちらにページで紹介している転職エージェントや人材紹介サービスに登録することで、転職活動に役立つ情報を得ることが出来たり、自分の強みを発見できるきっかけにもなります。
一つだけでなく、複数登録しておくほうがいいと思いますよ。
自分の強み・長所一覧
まずは強み一覧をご紹介し、後ほど、解説していきます。
自分の強み・長所一覧【仕事に直結する強み】
仕事を遂行する中で、大いに役立ってくれる強みです。
会社が求めている力は何か。それを踏まえて自己PRしましょう。
- 主体性
- 実行力
- 課題発見力
- 計画力
- 創造力
- 情報収集力
- 想像力
- 状況把握力
- 発想力(アイデア力)
- 行動力
- 好奇心
- チャレンジ精神
- 決断力
- 瞬発力
- 観察力
- 洞察力
- 計画性(目標設定力)
- 問題解決力
- 伝達力
- 発信力
- プレゼン力
- スピーチ力
- 説明力
自分の強み・長所一覧【性格的な強み】
性格が強みになるか弱みになるかは、紙一重でもあります。
また、その性格を強みに変えることが出来るか、どれだけ根拠を持って話せるかがポイントになるでしょう。
- 規律性
- 向上心
- 真面目
- 責任感
- 柔軟性
- 慎重(注意深い)
自分の強み・長所一覧【頑張りを維持できる力】
仕事ですから、頑張り続けて欲しいところですが、精神的、肉体的に、疲れが出やすいタイプの人もいます。
もし、どちらにも自信があるなら、それは大きな強みになるでしょう。
- 継続力
- 持続力
- 地道な努力
- 努力家
- 諦めない
- 忍耐力
- 体力
- 粘り強さ
- やり抜く力
自分の強み・長所一覧一覧【人と関わる力】
会社に属するなら、人との関わりを避けることが出来ません。
そして、会社を退職する大きな理由が「人間関係」です。もし、人と関わる力に強みを持っているなら、大きな強みになりますね。
- 傾聴力
- 協調性
- コミュニケーション能力
- 気配り(配慮できる)
- リーダーシップ
- 調整力
- 受容力
自分の強み・長所一覧【自分のメンタルケア】
最近は、会社側が、従業員のメンタルケアに力を入れているところもありますが、それでも自分の心のケアは、まずは自分でというのが基本になることでしょう。
どんな職場でも一切ストレスがないということは、まずないでしょう。ですので、自分で自分のメンタルケアが出来ることは強みになると考えます。
- ストレスコントール力
- 平常心を保つ力
会社が求める強みを考えてみよう
ここでご紹介した強み一覧の一つ一つの意味については、文字通りですので、エントリーシートや面接で、どういう自己PRに変えるかは、ぜひご自身で考えてみて下さい。
例文等はネットで探せば出てくると思いますので、僕はその点ではなく、一起業家として、一フリーランスとして、僕が採用活動をするなら、どういう点を大事にするかを書いておきます。
今は一人フリーランスですが、以前に人を増やそうと思っていた時期もあります。
また、会社員時代は、面接をしたこともあります。
就職活動、転職活動をしている方の参考になれば幸いです。
自分の強みをどう自己PRするか
エントリーシートでも面接でも、自分の強みをいかにPRするかが大事ですよね。
伝え方の基本はこうです。
PREP法に近いものでいいと思います。
- 結論(Point)
- 理由/根拠(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論
これがPREP法ですが、面接であれば、最後の結論を「どう貢献できるか」に変えるのがいいでしょう。
- まずは強みを伝える
- その根拠を伝える
- 具体的に伝える
- 会社でどれだけ貢献できるかを伝える
今回の自分の強みを知ることも、自己PRすることも、目的はこれです。
「あなたが我が社に入ってくれたら、間違いなく、会社にとってプラスになる」
そう思ってもらう必要があるわけです。
いかに、そうイメージしてもらえるかが大事です。
恐らく、強みという「言葉」の部分では、よほどトリッキーな強みでない限り、面接を受けるみんながある程度似通った「強み」を出してくることでしょう。
そうなると、大事のは、その後の「根拠、具体例、どう貢献できるか」という部分です。
採用か不採用かを決めるのは、人です。
どれだけ、「あなたに来て欲しい」と思ってもらえるかが勝負を分けるポイントでもあります。
もちろん、一人でこういった自分の強み探しや、企業の情報を得ることは出来なくはないかもしれませんが、プロの力を借りることも大切だと思います。
就職活動なら就活エージェント、転職活動なら転職エージェント。
キャリアコンサルタント、キャリアアドバイザーといったプロの方の力を借りることで、安心感を得ることも出来ると思います。
コミュニケーション力を強みに変える
仕事を辞めたい理由、転職したいと思う理由。
色々なアンケートを見ていくと、「人間関係」に原因があることが多いようです。
僕は20代の頃に6回転職をしましたが、やはり、大きな原因は人間関係でした。
やりたい仕事ではなかった、したい仕事ではなくなったという理由もありましたが、そういった思いを、上司や先輩に相談できる会社内の雰囲気ではありませんでしたので、ある意味、人間関係も原因の一つと言えます。
では、僕が転職したのは、会社が全部悪いのかというと、決してそうではありません。
当時の僕は、人との関わりがとにかく苦手でした。それが原因の一つになっていたのは間違いないと思います。
会社側からしたら、採用費用もかかっているのに、すぐに辞められると、やはり大きなショックなわけです。
もちろん、採用するからには、会社の利益に貢献して欲しい思いがありますから、それと同じかそれ以上に、継続して働いて欲しい、という思いがあるはずです。
これからますます、働き方が多様化する中で、転職することが当たり前な時代になってきました。
今、会社側はどういう人材を求めているのか、そして、自分はその求められている人材になりえるのか、強みを発揮できるか。
そういったことを考えていくことで、就職活動も転職活動も有利に働くことになるのではないかと思います。
性格は変えることはできます。ということは、強みを増やすことも出来るはずです。
もちろん、それは考え方次第です。
今すでに持っている強みで社会で活躍したい、という思いなのか、どんどん自分の強みを増やしながら、自分を育てていく感覚で貢献したい、と思うのか。
正解はありません。
自分と向き合いながら、納得のいく転職活動ができるといいですね。
最後に、転職や、自分の強みに関するおすすめページをご紹介します。
自分で自分のことがよく分からない場合は、診断を受けてみるのも一つです。
性格診断も様々なタイプがあります。辛口なもの、本格的な精密なもの、恋愛にちなんで面白いものなど。
自分の性格を知る、分析をすることで、では、自分はどうなりたいのかも見えてきたりします。
自分の強みが分からない場合は、人の強みを見つける習慣をつけるのも、おすすめの方法です。ついつい、人の弱みや自分の弱みに目を向けてしまうタイプの人は、普段からのワークとして、強みや長所を自分の中にも友達や家族の中にも見つけようとしてみるのもいいでしょう。
今はフリーランスとして働くことも珍しくないですよね。自宅でお金を稼ぐ方法もありますので、高校生でも大学生でも、本気でお金を稼ぐと決めたら、できることはたくさんあります。
ただ、フリーランスになるのは簡単ですし、一時だけでしたら、稼ぐことは可能かもしれませんが、それを一生続けていくとなると、簡単ではありません。
ですので、会社に勤めながら、副業をする人も少なくないんです。
僕自身は、10数年フリーランスですが、会社員時代のほうが良かったと思うこともありましたし、今後は、どこかの会社に属す可能性もないわけではありません。
もし、会社が辛くて転職したい、という方は、一つの選択肢として、副業を始めてみるというのもおすすめです。転職したいけど、踏ん切りがつかない理由の一つは、収入が減るからということもあります。
会社にいる時でも、自分が稼ぐんだ、自分の会社なんだ、くらいの気持ちを持って働いてみてはどうでしょうか。
コミュニケーション力は、ないよりあるほうが、就活にも転職にも有利な面はあると思います。もちろん、人との関わりが少ない職場もありますので、そういう会社を選べばいいだけだと思います。
とにかく、無理をすると続きませんよね。
面接は上手くいっても、会社に入ってから苦労することは何度もありました。
今の自分の強みで入れる会社を目指すのも一つですし、自分の性格や強みを変えたり加えたりして、新しい挑戦をしたいというのも一つです。
以上です。
コミュニケーションコーチ、未知賢人でした。
ブログトップページはこちらですので、ぜひお進みください。