仕事を辞めてフリーランスになるにはどうすれがいいのか?
フリーランスとは、どこの会社にも属さずに働くわけですから、自分で稼ぐ必要があります。
フリーランスになるには、様々な手続きやマインドを変える必要がある場合もありますが、そもそも自分で稼ぐ力がなければ、フリーランスになっても続きません。
こういう方におすすめの内容です。
- 仕事を辞めたい!フリーランスになりたい
- フリーランスで稼ぐ方法を知りたい
- フリーランスで働くことに不安がある
- フリーランスになったけど稼げない
- 自分の強みが分からない
つまり、「フリーランスになりたい(なった)けど、稼げるかどうかに不安がある」という方向けです。
では、本題です。
目次
フリーランス歴15年 未知賢人です
コーチとして、主に人間関係、コミュニケーションに関するコーチングをさせていただいておりますが、独立した時にしていた仕事は今とは違います。
ネット通販×アフィリエイト
それが独立してフリーランスになった時の僕の仕事でした。
独立した時、上の子が1歳になったばかりでした。当然プレッシャーもありました。
それから紆余曲折、色々な仕事をしながら、現在もフリーランスとして生活しています。
今の仕事は、コミュニケーションコーチ兼コピーライターです。
コミュニケーションのコーチング以外にも、ブログ執筆などを含め、コピーライティングの仕事、WEBデザイン、動画編集の仕事もしております。
フリーランスになりたいけど不安がある、という方は、ぜひ参考にしていていただけたらと思います。
「仕事を辞めたい時は個人事業主!フリーランスで独立・起業・副業」の記事でも、独立について触れていますので、後で読んでみて下さい。
自分でお金を稼ぐ4つのスキル
今回のテーマは「自分でお金を稼ぐ4つのスキル」です。
僕は常にこの考え方を取り入れてきました。
具体的なノウハウの前に、自分で稼ぐための全体像というイメージで見ていただけたらと思います。
副業として稼ぐ場合でも、独立して稼ぐ場合でも同じです。
- 見つけてもらうスキル
- 選んでもらうスキル
- 満足してもらうスキル
- また来てもらうスキル
この4つのスキル。見ていきましょう。
見つけてもらうスキル
会社に属さずに自分で稼ぐからには、まずは「自分が売ってるものを見つけてもらう」必要があります。
商品を売るのであれば、その商品のことを知ってもらう。
自分を売るのであれば、自分のことを知ってもらう。
当たり前です。
いくら優れた商品でも、いくら優れた技術でも、それを知ってもらわないことには、存在していないのと同じです。
僕が知る限り、多くのフリーランスの方は、ここで苦戦しています。
- ブログやSNSや動画や音声メディアで発信する
- 名刺を作ってリアルな場所で知ってもらう
- チラシを作ってビラ配りやポスティング
- 友達や知り合いに案内する
他にもいくらでもあると思います。
ブログを書いただけでは、まず誰も知ってくれません。
SEOなりで検索サイトで集客する、Youtubeで知ってもらうなど、あらゆる工夫が必要です。
選んでもらうスキル
あなたの商品やサービスを知った人に、「申込みボタン(注文ボタン)」を押していただく必要があります。
自分の商品、サービスを知ってもらったとして、選んでもらえるかどうかのチャンスは、相当短いです。
というのも、検索サイトから、あなたのホームページを見に来てくれた、SNSであなたの商品を知ってくれたとしても、その方が、じっくりと時間をかけて文章を読んでくれるかというと、そうはいきません。
「あ!私が欲しかった商品!」「あ!この人なら私の悩みを解決してくれそう!」「あ!この人は私に似てるかも!」といった反応を得る必要があるんです。
それが出来なければ、次の商品(人)を探しに進まれることでしょう。
「選んでもらうスキル」というのは、あなたの商品(サービス)を知った人に、「申込みボタン(注文ボタン)」を押していただくためのスキルです。
ネットでしたらこういう要素が入ります。
- SNSのプロフィール文
- ランディングページ(申込みページ)の作り方
- 商品ページの作り方
- メルマガでの訴求
- 文章や動画での訴求
色々な要素がありますが、「知ってもらってから申し込んでもらうまで」がここに入ります。
満足してもらうスキル
2つめで、すでに注文はしてもらえました。
では、その注文した商品(サービス)に満足してもらえるか?
- ライターでしたら、その提出した文章に満足してもらう
- コンサルタントでしたら、そのノウハウと結果に満足してもらう
- 商品(例えばコスメ)でしたら、その商品に満足してもらう
- エンジニアでしたら、納品したプログラムやシステムに満足してもらう
商品設計もここに入ります。
カウンセラーでしたらカウンセリング技術、ネイルサロンでしたらネイルケアの技術もここに入ります。
気をつけたいのが、このスキルは永遠に終わりがないということです。
技術的なことを追求しだすと切りがありません。
そしてもう一つ。
実際に、お金をいただいく経験を積むことで、この「満足してもらうスキル」はさらに向上していく、ということです。
経験によってどんどんスキルが上がっていくわけですが、お金をいただいて、仕事としての経験値は、とても大きいと思います。
また来てもらうスキル
通販でしたら、また来ていただくためには、お客様とのコミュニケーションも大切です。
ヘアサロンやネイルサロンでも、技術的なこと以外にも、「また来たい」と思えるような対応が出来るかは大きなポイントになることでしょう。
それ以外にも、また来たいと思える仕掛けを作ることも出来ると思います。
フリーランスに案件を紹介してるサービスだとしても、担当の方とのコミュニケーションが大事になります。
以上、4つのスキルを見ていただきました。
僕のフリーランス経験「通販×アフィリエイト」ならどう?
では、僕が独立した時にしていた2つの仕事。
通販とアフィリエイトであれば、4つのスキルはどうなるか。見ていきましょう。
まずは通販。
僕はサプリメントや化粧品の取り扱いをしていました。
見つけてもらうスキル
SEO中心です。YahooとGoogleからの集客がメイン。また、楽天市場などのモールにも出店していましたので、そこからの流入もありました。
選んでもらうスキル
独立する前から、少しWEBデザインもしていましたが、コピーライティングのスキルが役に立った部分もありました。
満足してもらうスキル
ほとんどの商品は、メーカーからの仕入れ商品でしたが、1商品だけ、完全オリジナルの商品も作りました。口コミ(レビュー)での評価は高かったので、満足していただける商品だったと思います。
また来てもらうスキル
実はここは得意ではありませんでした。不定期にメルマガを発行するくらいでした。
僕は10数年、通販業務に携わりましたが、それだけ続けることが出来たのは、「メーカーの商品力が強かった」、「SEOでの集客が上手くいってた」ということが大きかったですね。
では、アフィリエイトの場合はどうか。
見つけてもらうためのSEO、選んでもらうためのページ作り。満足してもらえる案件選び。
これだけですね。
人によっては、SEOではなく広告を使う人もいました。僕の場合は、ページ作りを外注さんにお願いすることもありました。
案件選びはASPの担当者さんにお願いしたりもしました。
つまり、どの部分を自分が担当し、どの部分は誰かにお任せするか。
この4つのスキルで分けることで、そういう分担もしやすくなったり、自分の中で、何が得意で苦手なのかも見えやすくなったりするわけです。
フリーランスになるにはまず現在地を知る
今回ご紹介しているのは「自分でお金を稼ぐ4つのスキル」です。
では、具体的に、何から始めたらいいのか?ということです。
僕がコーチングで取り入れている4ステップを採用するならこうなります。
- 自分を知る
- 目標を決める
- 行動を決める
- 繰り返す
まずは自分を知ることです。
自分の強みを知ることもここに含まれます。
今回の「自分でお金を稼ぐ4つのスキル」に自分を当てはめると、今はどういう状況かを知っていただくところから始めたいところです。
つまり、フリーランスになるには、現在地を知ることから始めましょう、ということです。
今のスキルでフリーランスになれる?
- 見つけてもらうスキル
- 選んでもらうスキル
- 満足してもらうスキル
- また来てもらうスキル
それぞれについて、今の時点で、どういうことが出来るか?どういうスキルがあるのか?
棚卸しをしてみましょう。
例を数名挙げてみます。
Aさん、占い師としてフリーランスになりたい。
見つけてもらうスキル
SNSでフォロワーが1,000人。それも、投稿すれば、いいねを毎回50以上もらえる。コメントのやりとりも頻繁。ブログは占いのことを時々更新。
選んでもらえるスキル
SNSのプロフィール文章は試行錯誤してきた。
満足してもらうスキル
趣味で占いを始めて2年。時々知り合いや家族を占ってあげる程度で、お金をもらって占ったことはない。
また来てもらうスキル
SNSでも、コメントを書いたり書いてもらったり、文字でのコミュニケーションも大好き。
すぐにでもフリーランスになれそうですね。
次は、目標を決めて商品メニューを決めて、行動あるのみ。といったところでしょう。
Bさん、カウンセラーとしてフリーランスになりたい。
見つけてもらうスキル
SNSは全くしていない、ブログも書いていない。
選んでもらうスキル
特に何もない。
満足してもらうスキル
カウンセラー歴10年。仕事でもプライベートでも、多くの人の悩み相談を受けてきた。
また来てもらうスキル
特に何もない。
Bさんとお話しできれば、気持ちが楽になれそうですね。
ただ、フリーランスとして稼ぐとなると、見つけてもらって選んでもらう必要があります。
そこの課題がありそうですね。
この方の場合は、ランディングページは外注して、広告を出すのも一つの方法です。
Cさん、エンジニアとしてフリーランスになりたい。
満足してもらうスキル
エンジニア歴10年。
技術に自信があるなら、「フリーランスエンジニアやWebデザイナー向け案件紹介サービス」を利用するのも一つの方法です。
あるいは、クラウドソーシングサービスを使って、仕事を受注することも出来ます。
もちろん、そこでも競争があるでしょうから、「選んでもらうスキル」が必要になってきます。
自分のプロフィールをどう表現するか。「あなたにお願いしたい」と思ってもらえないことには、仕事をいただくことはできませんからね。
フリーランス求人は、在宅で副業できるもの、未経験でもOKなものなど、リモート案件など、様々です。
エンジニアとしてフリーランスを目指すなら、「自分の力で仕事を取ってくる+求人で仕事を受注する」という方法もあります。
大切なのは、まずは自分のことを知ることです。
こういう強みや長所を棚卸するのはとても大切ですが、自分一人で難しい場合は、色々なサービスがありますので、そういうものを利用するのもいいでしょう。
フリーランスになれるとはどういう状態?
フリーランスになる、ということは、自分で稼ぐ必要があるということです。
ただ、これは間違えないで欲しいのですが、「自分で稼ぐ=自分で全部やる」ということではありません。
自分が苦手な部分は、外注したり、コンサルタントさんにお願いするという選択肢もあります。
そのために大事なのが「今の自分を知る」ということなんです。
今の自分を知る作業をせずに、こういう流れになる人も少なくありません。
- フリーランスになりたい、稼ぎたい
- 稼げる方法を探す(稼ぐ方法を教えるというコンサルタントにお願いする)
でもその前に、「自分を知る」ことが大切だと思います。
もちろん、あれこれ考えずにすぐに行動!ってことで上手くいく人もいるでしょう。
仕事を辞めたい!すぐ転職!という流れで上手く人もいるかもしれませんが、私はおすすめしません。
フリーランスになりたい場合でも同様です。
ただ、それは結果論です。
先ほどの「稼ぐための4つのスキル」を、自分、外注さん、協力者の方、コンサルタントさん、あらゆる人をあわせて、4つのスキルを満たせたらいいわけです。
極端な話し、「集客の専門家になる」、そのかわり、ランディングページは外注さん、商品は「集客のコンサルタント」。
「ランディングページ作りのプロになる」、そのかわり、集客は外注さん、売るものは、アフィリエイトでまかなう、というのもありでしょう。
「カウンセリングには絶対的な自信がある」、そのかわり、集客もページ作りも外注さんに任せる。
全部が全部、自分だけでしようとする必要もありませんが、出来なくもありませんから、そこは柔軟に、自分の強みと相談すればいいと思います。
最後に。
- なぜフリーランスを選ぶのか?
- フリーランスでいくら稼ぐ必要があるのか?
- フリーランスでやりたい仕事はあるのか?
- フリーランスとしての今のスキル(自分でお金を稼ぐ4つのスキル)は持ってる?
こういう質問を自分に投げてみてください。
これからフリーランスになりたい方も、すでにフリーランスになっている方にも、「こういう人もいるんだ」という参考にしていただけたらと思います。
本日は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
「仕事辞めたい!20代30代40代転職」のブログトップページから他のページも読んでみていただけると、参考になることもあると思います。
コミュニケーションコーチ、未知賢人でした。